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2010年10月15日

男女逆転、大奥

見てきた見てきた♪

映画・大奥
作者:よしながふみ

主な出演者
水野祐之進:二宮和也、徳川吉宗:柴咲コウ、お信:堀北真希、
鶴岡:大倉忠義、垣添:中村蒼、松島:玉木宏(特別出演)
水野頼宣:倍賞美津子、水野の父:竹脇無我、
加納久通:和久井映見、杉下:阿部サダヲ、藤波:佐々木蔵之介、
三郎左:金子ノブアキ


赤面疱瘡が日本全国に蔓延して、男女の人口比率が1:4となってしまった、
徳川時代のお話。

町では女が力仕事もなにもかもをして、
貴重な男は大事に扱われていい家に嫁ぐか、身体を売るような状態であるなか、
水野祐之進は貧しい家でありながら、親は子を売るようなマネはせず、
人としての誇りを持たせてくれた。

それに恩返しをしたいと考えた祐之進は、
江戸城・大奥に上がり、その報酬から実家に仕送りをすると決意する。

だから、なんだよね。

お目見え以下の立場で大奥入りしながらも、御老中になって、
やがて上様からお声がかかり、大出世かと思いきや…

そ ん なー!?

っていう話なわけですが。
原作を読んで、上様の決断のところで涙しましたが、
映画だと違うね。
結末を知っているからなんだけど、御老中になったところで涙しました…
嬉しくねー!って。

それまでの、いじめに合うシーンや、味方がついてくれたところとか、
ファンがいる!?ってところとか、恨まれて闘うシーンは、やっぱ原作に勝ります。
動いて表情がつくと、もともとよくできた話なだけにさらに厚みや深みが増します。

もちろんニノは好演!
原作のしれっとした感じのいい男が、人間くさいいい男になってました!
なにがどんなことになっても水野なら黙って納得して飲み込んで受け入れるって分かったから、
格上げされたんだよね。
「もう言うな、心が曇る…」
ちんまいニノが、大きく見えました。
上様に涙ながらにうったえる表情は、おいしゅうございました。

ニノに「思い出をください」って言う中村くんも、おどおどフレッシュさがなかなかよかったです。

上様のコウちゃんの貫禄は、分かってたけど、予想以上の男っぷりがカッコよかった(^^v
和久井さんの仕えるていも、この二人のパワーバランスがよく表されてたな~

玉木さん、佐々木さんの表面の良さと悪どい感じの振り幅がうまく出てたし、
ニノのお父様・竹脇無我さん、お母様・倍賞美津子さんも、幼馴染の堀北も、
こういう人たちに囲まれて過ごしてたから水野はこんなにいい子に育ったんだなっていうのが伝わりました。

びっくりしたのが二人います。
一人はたっちょん!
リアルでも甘甘な子だけど、演技でさらに上乗せして、フェロモンだだもれでした。
怖い子だよー
それと、ニノもやりやすかった・助かったって言ってた殺陣・立ち回りも、なるほど迫力あってよかった♪
「死ね…!」は、その一言にたくさんの気持ちが詰まってて、ぐっときました…
たっちょんブラボー(^^v

つーか当たり前だけど、左利きを右利きに直しての演技をするニノなわけですが、
殺陣の時のその辺のバランスがすげーな、と思いました。

びっくりしたもう一人は、ノーマークだったサダヲさん。
演技派だと認識してましたが、こんな芝居もするんだ!?ってびっくり!
過去にいろいろ合った人なのだ、だからこういう物腰柔らかい、だけど言うことは言える、
そして多くは望まずに今を精一杯生きている人なのだと分かる、そんな演技でした。
完敗…


こんな凄いメンバーと凄いスタッフが揃う京都で、存分に力を発揮して作り上げた「大奥」
原作に忠実に、さらに色と力を加えて出来上がっております。
どうぞ、劇場に足をお運びください。

って、礼は宣伝担当ではない(照)

2010年10月15日 23:21  « 前の記事 | TOP | 次の記事 »

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